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夏目漱石 秋

夏目漱石 秋11

破れ芭蕉

芭蕉破れて塀(へい)破れて旗翩々(へんへん)たり


蘭(らん)の花

菅公に梅さかざれば蘭の花


蘭の香 

蘭の香や門()を出づれば日の御旗(みはた)  

蘭の香や聖教帖(しょうぎょうちょう)を習はんか


朝貌(あさがお)

朝貌に好かれそうなる竹垣根  

朝貌や咲た許(ばか)りの命哉  

朝貌や垣根に捨てし黍(きび)のから  

朝貌の黄なるが咲くと申し来ぬ  

手をやらぬ朝貌のびて哀(あわれ)なり  

浜に住んで朝貌小さきうらみ哉  

朝顏や手拭懸(てぬぐいかけ)に這ひ上る  

朝貌の葉影(はかげ)に猫の眼玉かな  

朝貌や惚れた女も二三日  

朝顔の今や咲くらん空の色  

朝貌や鳴海絞(なるみしぼり)を朝のうち  

朝貌にまつはられてよ芒(すすき)の穂  


鶏頭(けいとう)

鶏頭や秋田漠々(ばくばく)家二三  

鶏頭の黄色は淋し常楽寺  

鶏頭に太鼓敲(たた)くやほんもんじ  

鶏頭や代官殿に御意得たし  

鶏頭の陽気に秋を観(かん)ずらん  

寺借りて二十日になりぬ鶏頭花  

鶏頭の色づかであり温泉(ゆ)の流(ながれ)  

鶏頭に後(おく)れず或夜月の 

たのまれて戒名選(えら)む鶏頭哉  

御かくれになつたあとから鶏頭かな  


葉鶏頭(はけいとう)(雁来紅(がんらいこう))


病む頃を雁来紅に雨多し  

葉鶏頭団子の串を削りけり  

葉鶏頭高さ五尺に育てけり  


秋海棠(あきかいどう)

北に向いて書院椽(たるき)あり秋海棠  

夕暮の秋海棠に蝶うとし  

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