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夏目漱石 秋

夏目漱石 秋10

樽柿(たるがき) 

樽柿の渋き昔しを忘るゝな  


豆柿

豆柿の小(ちいさ)くとも数で勝つ気よな


熟柿(じゅくし) 

日あたりや熟柿の如き心地あり  

温泉(おんせん)の門に師走の熟柿かな


 

就中(なかんずく)うましと思ふ柿と栗  

絵所(えどころ)を栗焼く人に尋ねけり  

栗を焼く伊太利人(いたりーじん)や道の傍(はた)  

栗はねて失せけるを灰に求め得ず  

頼家(よりいえ)の昔も嘸(さぞや)栗の味  


無花果(いちじく)

無花果や竿に草紙(そうし)を縁(えん)の先


(ゆず)

いたつきも久しくなりぬ柚は黄に


紅葉(もみじ) 

紅葉をば禁裏(きんり)へ参る琵琶法師  

宿かりて宮司(ぐうじ)が庭の紅葉かな  

雲処々(くもどころ)岩に喰ひ込む紅葉哉  

山の雨案内(あない)の恨む紅葉かな  

鎌さして案内の出たり滝紅葉  

絶壁や紅葉するべき蔦(つた)もなし  

瀑(たき)五段一段毎の紅葉かな  

雲来り雲去るの紅葉かな  

瀑半分半分をかくす紅葉かな  

一木二木(いちもくにもく)はや紅葉(もみず)るやこの鳥居  

神垣(かみがき)や紅葉を翳(かざ)す巫女の袖  

京の菓子唐紅の紅葉哉


 むら紅葉

むら紅葉是より滝へ十五丁  

瀑(たき)暗し上を日の照るむら紅葉  

むら紅葉日脚(ひあし)もさゝぬ瀑の色  


山紅葉 

山紅葉雨の中行く瀑見かな  


櫨紅葉(はぜもみじ)

二三本竹の中也櫨紅葉

柿紅葉(かきもみじ)

柿紅葉せり纏(まと)はる蔦(つた)の青き哉


桐一葉(きりひとは)

白壁http://cgi.geocities.jp/saijiki_09/kigo500b_k/32.htmlや北に向ひて桐一葉


一葉(ひとは)


ばつさりと後架(こうか)の上の一葉かな  

雲を洩(も)る日ざしも薄き一葉哉  


柳散る

柳ちるかたかは町(まち)や水のおと  

柳ちる紺屋(こうや)の門(かど)の小川かな  

柳ちりて長安は秋の都かな  

柳散り柳散りつゝ細る恋  


銀杏散る

鐘つけば銀杏ちるなり建長寺


あけび

鳥つゝいて半(なかば)うつろのあけび哉


蔦(つた)


無雑作に蔦這上(のぼ)るかな  

柿紅葉せり纏はる蔦の青き哉  


蔦紅葉(つたもみじ)

白滝や黒き岩間の蔦紅葉


芭蕉


寺や芭蕉葉上(ようじょう)愁雨(しゅうう)なし

芭蕉ならん思ひがけなく戸(と)を打つば  

初秋(はつあき)の芭蕉動きぬ枕元  

壁に映る芭蕉夢かや戦(そよ)ぐ音  







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