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夏目漱石 秋

夏目漱石 秋7

薬掘る
薬掘(くすりほる)昔不老の願あり


刈る

一人出て粟(あわ)刈る里や夕焼


相撲

相撲取の屈託顔や午(ひる)の雨


夜相撲(よずもう)  

夜相撲やかんてらの灯(ひ)をふきつける


月の宴(つきのえん)  

(しょう)吹くは大納言なり月の宴     


虫売り
虫売の秋をさまざまに鳴かせけり


茸狩(たけがり)

茸狩や鳥居の赤き小松山


秋思

秋の思ひ池を繞(めぐ)れば魚(うお)躍る


天長節

旅の旅(たびのたび)宿(やど)に帰れば天長節  


菊の節句(重陽

たそがれに参れと菊の御使(おんつか)ひ


硯(すずり)洗う

君が名や硯に書いては洗ひ消す


七日(なのか)の夜

明けやすき七日の夜を朝寝かな  


七日竹

七夕(たなばた)の女竹(めだけ)を伐るや裏の藪(やぶ)


星合

影二つうつる夜あらん星の井戸


星の恋

晴明(せいめい)の頭の上や星の恋


星の別れ

枕辺(まくらべ)や星別れんとする晨(あした)


願の糸
人に言へぬ願(ねがい)の糸の乱れかな


(かじ)の葉

尼二人梶の七葉(ななは)に何を書く



親一人子一人盆のあはれなり


棚経(たなぎょう)

棚経や若い程猶(なお)哀れ也


蓮(はす)の飯
百年目にも参(まいろ)うず程蓮の飯


迎え火

迎火を焚(た)いて誰待つ(ろ)の羽織


踊り

温泉(ゆ)の町や踊ると見えてさんざめく  

案の如くこちら向いたる踊かな  

踊りけり拍子をとりて月ながら  


摂待(せったい)
摂待や御僧(ごそう)は柿をいくつ喰ふ


鹿

かち渡る鹿や半ばに返り見る  

二三人砧(きぬた)も打ちぬ鹿の声  

寄りくるや豆腐(かす)に奈良の鹿  

山の温泉(ゆ)や欄(らん)に向へる鹿の面(つら)  

灯火(ともしび)を挑(かか)げて鹿の夜(よ)は幾時(いくじ)  

の葉をごそつかせ去る鹿ならん  

厠より鹿と覚(おぼ)しや鼻の息  

山門や月に立たる鹿の角  

ひいと鳴て岩を下(おり)るや鹿の尻  

水浅く首を伏せけり月の鹿  

見下(おろ)して尾上(おのへ)に鹿のひとり哉  

行燈(あんどう)に奈良の心地や鹿の声  

漫寒(そぞろさむ)の温泉も三度目や鹿の声  

岩高く見たり牡鹿(おじか)の角二尺  

蕎麦太(そばふと)きもてなし振(ぶり)や鹿の角  

郡長(ぐんちょう)を泊めてたまたま鹿の声  

宵の鹿夜明の鹿や夢短か  

暁に消(け)ぬ可(べ)き月に鹿あはれ  

酒買ひに里に下るや鹿も聞き  


色鳥

色鳥や天高くして山小なり


小鳥

弦音(つるおと)になれて来て鳴く小鳥かな  


燕帰る 

時くればもやがて帰るなり  


帰燕(きえん)

帰燕いづくにか帰る草茫々(ぼうぼう)  

帰らんとして帰らぬ様(よう)や濡れ燕  


(もず) 

さらさらと(くり)の落葉や鵙の声  

剥製(はくせい)の鵙鳴かなくに昼淋し  

裏座敷林に近き百舌の声  


鶺鴒(せきれい)

鶺鴒や小松の枝に白き糞 (ふん)
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