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漱石俳句 春

夏目漱石 春15

菜の花
菜の花の中に小川のうねりかな

初蝶や菜の花なくて淋しかろ

菜の花の中に糞(くそ)ひる飛脚

菜の花や門前の小僧経を読む

菜の花を通り抜ければ城下かな

奈良七重(ならななえ)菜の花つゞき五形(ごぎょう)咲く

窓低し菜の花明り夕曇り

菜の花や城代二万五千石(じょうだいにまんごせんごく)

菜の花の中へ大きな入日(いりひ)かな

菜の花の遥かに黄なり筑後川
菜種咲く小島を抱いて浅き川

菜の花の隣もありて竹の垣

菜の花の中の小家(こいえ)や桃一木(ももひとき)


菜畑(なばた)
海見ゆれど中々(なかなか)長き菜畑哉

海見えて行けども行けども菜畑哉

爪下(つまさが)り海に入日の菜畑哉


芳し

日毎(ひごと)踏む草芳(かんば)しや二人連


若草

若草や水の滴たる籠(しじみかご)


菫(すみれ)

青石を取り巻く庭の菫かな

大和路(やまとじ)紀の路へつゞく菫草

川幅の五尺に足らで菫かな

菫程な小さき人に生れたし

見付たる菫の花や夕明り

骸骨を叩いて見たる菫かな


蒲公英(たんぽぽ)

犬去つてむつくと起る蒲公英が


早蕨(さわらび

早蕨の拳伸び行く日永哉


芹(せ)

芹洗ふ藁家(わらや)の門や温泉(ゆ)の流(ながれ)


五形(母子草 御形)
奈良七重菜の花つゞき五形咲く


蘆の角
曳船(ひきふね)やすり切つて行くの角(あしのつの)

舟軽し水皺よつて蘆の角




寂寞薊鬼百合(ちんせきばくあざみおにゆり)なんど咲く  


海苔 

海苔のこゝは品川東海寺
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