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漱石俳句 春

夏目漱石 春11

梅の花
大弓やひらりひらりと梅の花  

反橋>(そりはし)に梅の花こそ畏(か)しこけれ

女郎共(めろうども)推参なるぞ梅の花  

呉竹(くれたけ)の垣の破目(やれめ)や梅の花

梅の花不肖なれども梅の花  

路(みち)もなし綺楼傑閣(きろうけっかく)梅の花

月落ちて仏灯青し梅の花  

其中(そのなか)に白木(しらき)の宮や梅の花  

山伏の並ぶ関所や梅の花  

若党や一歩さがりて梅の花  

普化寺(ふけでら)に犬逃げ込むや梅の花


頼もうと竹庵(ちくあん)来たり梅の花

手習いや天地玄黄(てんちげんこう)梅の花  

いの字よりはの字むつかし梅の花  

仏かく宅磨(たくま)が家や梅の花  

神苑(しんえん)に鶴放ちけり梅の花  

仏画く殿司(でんす)の窓や梅の花  

夫子貧に梅花書屋(ばいかしょおく)の粥(かゆ)薄し  

相伝の金創膏(きんそうこう)や梅の花  

抱一発句も読んで梅の花  

死して名なき人のみ住んで梅の花  


玉蘭と大雅と語る梅の花  

一つ紋の羽織はいやし梅の花  

梅の花千家の会に参りけり  

碧玉(へきぎょく)の茶碗に梅の落花かな  

祐筆大師流(だいしりゅう)なり梅の花

梅の花貧乏神の祟りけり  

駒犬の怒つて居(ゐ)るや梅の花  

落梅花(らくばいか)水車の門を流れけり

梅の花琴を抱いてあちこちす  

灯(ひ)もつけず雨戸(あまど)も引かず梅の花  


清げなる宮司の面(ぐうじのつら)や梅の花  

徂来其角(そらいそかく)並んで住めり梅の花  

手桶さげて谷に下るや梅の花  

琴に打つ斧の響や梅の花  

朱を点ず三昧集(ざんまいしゅう)や梅の花  

梅の花青磁の瓶を乞ひ得たり  

女の子十になりけり梅の花  

かりにする寺小屋なれど梅の花


盆梅

盆梅(ぼんばい)の一尺にして偃蹇(えんけん)


梅の香

梅の香や茶畠つゞき爪上り(つまあがり)





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